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この度はご覧いただきありがとうございます。スピール開発者のsuzugamaの佐藤と申します。
ネルドリッパー・スピールの開発は名古屋の下町・大須にあります「丸太衣料株式会社(以降マルタ)」さんから相談していただいたことから始まります。マルタさんはとても長くネルフィルターを制作していまして、喫茶店のマスターの特注品から大手清涼飲料水メーカーの工場用まで幅広く制作しておられるネルフィルター製造の老舗のひとつです。ただ昨今はネルドリップという淹れ方自体も下火になってきており、また新しい抽出法に押されていて何か魅力を伝えられるものが作りたいとのことでした。
私自身コーヒーはほとんど毎日ハンドドリップで飲んでいましたが、ネルドリップは未経験。いただいたネルフィルターで淹れてみると、美味しさももちろんですが粉にお湯が通っていく感覚がすごくわかりやすくて「ドリップってこうやってするのか」と今までなんとなく淹れていただけだったのが、なんとなく腑に落ちるというか新しい世界が拓けた感覚がありました。ただ準備と片付けに難点があるのも事実で、楽しいけど子育てに仕事にてんやわんやの毎日の中で続かないかも。。。というのが正直な感想でした。
なのでスピールは「ズボラな私でもネルドリップを気軽に楽しめるネルドリッパー」を目指して形にしていきました。本当に手探りというか、未知のネルドリップの世界をとにかくグルグル歩きまわりながら何かヒントはないか、サンプルにしてみては皆で首を傾げつつ(笑)徐々に今の形になっていきました。おまけにsuzugamaとしては初めての半量産品。地元・土岐市の陶器に関わる皆さん、ネルフィルター製造に関わる愛知の職人さんなど、たくさんの方々にご協力いただいてなんとかクラウドファンディングまでこぎつけました。
世の中には本当に幅広いコーヒーの世界が広がっていてコンビニでも自動販売機でもどこでも買えますし、便利な器具も豪華な器具も、とんでもなく高価な豆まで楽しみ方は人それぞれです。でもスピールはどこにも似せたくありませんでした。暮らしの中でのバランス、実用性だけじゃなく趣向性だけでもなく、取り入れやすいけど生活に張りを与えるアクセントになる。ハンドドリップが本当に楽しくなるネルドリップの良さは表現しながらも、バランスの取れた道具に出来ないか。スピールはそんな模索の結果です。
「たまにはちょっといい豆も使ってみようかな」そんな少しいい気持ちで過ごせる時間をお届けしたいと思っております。ご不明な点などございましたらお気軽にお問い合わせくださいね。長文にお付き合いいただきありがとうございました!
よくあるご質問をまとめました
→https://suzugama-otp.stores.jp/faq
素材:
綿・ポリエステル(蛍光染料検査済み)
ステンレスワイヤー
陶器(鉛・カドミウム検査済み)
サイズ:
φ8,5×高さ10,5cm(収納時)
本体重量:
受け皿約100g、ドリッパー約150g、カップ250g
生産地:
国内(岐阜県・愛知県)
付属品:
フィルター2枚
専用パッケージ
布巾
説明書
フィルター注文用QRコード